ストーリー
2008年4月8日より始まった、毎週火曜 22時〜22時54分放送のＴＶドラマ無理な恋愛は、 中年のバツイチおじさん（60歳）が、年も仕事も恋愛の価値観も、何もかも違う、売れない女優・かえで（35歳）に恋をするストーリーです。 ひとりの中年男が、とびっきり「無理な恋愛」をした。 しかし、かえでにはイケメンの彼氏がいて・・・でも、やっぱり関係ない、どんな無理でも成就させたい。 でも・・・自信はない・・・。 そんな団塊世代の男を主人公に、世代、男女、価値観などの恋愛観の相違を織り交ぜながら、恋愛の楽しさや面白さ、優しさや寂しさ、そして切なさを…。 ドラマ「無理な恋愛」が始まります。今や団塊の世代は、優しさや寂しさ、そして切なさの象徴ですからね。
第３話「彼女が家に来た！」
別れた妻の光代（夏木マリ）が、突然立木正午（堺正章）の会社にやってきました。光代は、生命保険の仕事を始めたので勧誘に来たのだといいました。
そしてもし長野かえで（夏川結衣）と結婚するなら、契約が変わるから早くした方がいいと言い出すのでした。そんな光代に、正午は片思いなのだと
打ち明けます。そして、保険の契約に関してある提案をするのでした。
ところでかえでの家では、シャワーが壊れて水しか出なくなってしまっていました。それをきっかけにかえで（35歳）は、東海林龍彦（33歳） （徳井義実）に出会ってから今日までの不満を龍彦にぶちまけてしまいます。龍彦は自分でシャワーを直すと言い張りますが、悪戦苦闘の末、 直るどころかますます壊れてしまったのでした。
その晩、仕事から慌てて帰ったかえでは龍彦を連れて銭湯に行きます。しかし銭湯の玄関には、廃業の知らせが貼られていました。 かえでが途方に暮れていると、ちょうど正午がタクシーで通りかかりました。龍彦は、かえでが看病した男が正午だと知って驚きました。 しかしお風呂を借りるため、正午のマンションに2人して押しかけることになったのでした。かえでは正午のお陰で龍彦と別れなくて済んだと話し、 龍彦には正午を「縁結びの神」呼ばわりをされ、正午は複雑な心境になってしまいます。そしてかえでが作ったつまみで、みんなで一緒にシャンパンを 飲みながら、仲のよさそうなかえでと龍彦に切なくなった正午でした。けれども、風呂が直るまでうちで暮らせばいいとかえでと龍彦に 言ってしまいます。
その頃、正午の前妻･光代は、年下の夫･圭介（尾美としのり）に正午の保険について話をしていました。正午の提案というのは、 保険金の受取人を実の娘である朝子（小嶋陽菜）にしたいということでした。正午は圭介が嫌がるのではないかと気にしていたのですが、 圭介は自分が正午よりも多額の保険に入ることを条件にOKしたのでした。
さて、かえでと龍彦を泊めてやっているせいで、正午は夜が更けても全く眠れずにいました。正午は切なさのあまりベランダに出て ため息をついていると、背後に人の気配がしました。正午が振り返ると、そこにはかえでが立っていて…。
キャスト
おかしく、不器用で、かわいくて、でも、せつなく泣ける、
そんな男女の「大人のラブストーリー」。
プロデューサーによると、 「なかなか大人のドラマが少ないな」と思っていたので、ぜひ堺正章さんにお願いして、
「大人のドラマ（作り）をしたいな」と思いました。3年近く前ですがマチャアキにお願いして、ようやく団塊の世代の大人の
恋愛ドラマが出来上がったそうです。
立木正午 … 堺 正章
長野かえで … 夏川結衣
東海林龍彦 … 徳井義実（チュートリアル）
門田祥子 … 青木さやか
矢代文平 … 田中 圭
水田一郎 … 福田充徳（チュートリアル）
田代和也 … 永田 彬（RUN＆GUN）
姫野まどか … スザンヌ
小川朝子 … 小嶋陽菜
ケンちゃん … ムッシュかまやつ（友情出演）
小川圭介 … 尾美としのり
久保律子 … 鈴木砂羽
小川光代 … 夏木マリ